6.14.2010

広島






先週末高校の友人の結婚式に行ってきた。

in 広島。

始便で東京→広島、終便で広島→東京という日帰りハードスケジュールだったので、正直ばてた。

ただ結婚式はとてもよいもので、僕の方まで幸せな気持ちになった。

友人、友人の周辺の人々にとって人生の節目となる大きなイベントなわけで、多くの涙を見ることとなった。

新郎の祖母が涙をこらえているのが印象的だった。

新婦の友人が涙を流しながらスピーチをしていたのも印象的だった。

僕の知らないところで、多くのドラマは常に生まれている。

そのドラマに触れることができてよかった。

本当に素晴らしい一日でした。



ここからは現実的な話であるが、広島での結婚式ということで出費が多すぎた。

約7万の出費はいくらなんでもきつすぎる。

今月は超貧乏生活だ。

6.09.2010

表舞台

会社の研修で工場に見学に行くことが多い最近。



鉄骨階段の工場見学。


溶融亜鉛メッキ塗装の工場見学。


アスファルト防水の工場見学。

どの工場もかなり過酷な労働環境だった。

溶融亜鉛メッキ塗装の工場で労働している人の大部分は日系ブラジル人という話を聞いた。

分かっていたことではあったが、建築成立の影では多くの汗が流されている。



設計の職に就いている僕は建築界の表舞台にいるということを嫌と言う程実感させられた。

僕たちが引く線、描く絵を実現するために多くの汗が流されている。



決して優越感に浸っているわけではない。

ただ、自分の置かれている立場を再確認しなければいけないなと思った。


設計を志していたが、それを叶えることができなかった友人を多く見てきた。

僕は運良く設計でご飯を食べて行くことができる。


今の環境に満足しすぎることは良いことではないが、不満を抱くようでは、愚痴を言うようでは駄目である。

恵まれていることを、幸せな環境に今いることを忘れてはいけない。

こういう重要なことばかりすぐ忘れてしまい、目の前に起こるちっぽけな不快な出来事ばかり頭の中に積み重ねてしまうのは悪い癖である。









アスファルト防水の会社の内装をSANNAが改修していた。

このゆらゆら揺れるカーテンのようなものは、アクリルの壁である。

今度行われる展覧会用のスタディみたいだ。

1/1のスタディとは・・・

世界のど真ん中で活躍する彼らのやることはスケールの次元が違う。

5.29.2010

次にイタリアに行けるのはおそらく老後であろう。


「磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿」

磯崎新が、ルネサンス以降の歴史から建築・美術に影響を与えた重大事件を10件抽出し、それらと現在がどのような関係をもつのか紐解いていく。
対談相手には新進気鋭の美術史研究者を迎え、建築・美術にとどまらず、国家、宗教、政治、産業、文学、映画・・と、その内容は時代・ジャンルを超え、縦横無尽に展開される。1章読み終えるごとに歴史の軸が自身に確立されていくような、骨太な読み物。
南洋堂HPより

買ったもののまだ全てを読めていない。




「a+u臨時増刊 レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ 1989-2010」




「建築家ムッソリーニ 独裁者が夢見たファシズムの都市」

建築は映画と並んで権力を演出する有効な手段として機能してきた。本書はファシズムの建築思想を詳細な資料と豊富な図版をもとに語る。独裁者は権力を緻密に演出する建築家であった。
南洋堂HPより




今、この二冊が欲しい。

が、高い。

今、書店ではイタリアが熱い。

と、勝手に思って少しわくわくしている今日この頃。

バスで東京を回遊





先日会社のイベントで、竣工物件を見学しに行く機会があった。

上の写真は池袋の音大。

外観も空間構成は写真、雑誌等で見ていたので、知っていたし、かっこ良いなと思っていた。

ただ、行ってみて気づいたのが、この建築はとても使われ方がよい。

学生がスパイラル状に続く階段でご飯を食べていた。

なぜいるのかは謎だが子供が駆け上がっていた。

スパイラルの中心のヴォイドを介して、学生が声をかけあっていた。

とても気持ちよい空間だった。

そして、何より僕を嬉しくさせたのが、設計者が楽しそうにこの建築について説明していたことだ。






古谷さんが作ったカフェにも寄りました。

構造と設備はうちの会社だそうで。

学生っぽい感じが逆に好感を持てるし、意外と好きです。



働き出してから建築を見に出かける機会が減った。

せっかく東京に住んでいるのに動かなくなった。

確かに勉強をしなければという時間の制約もあるのだが。

心を動かされるような経験を積み重ねて行かなければ、モチベーションも保てないし、よいものも作れないだろう。

楽しい一日でしたが、反省の一日でもあった。

5.05.2010

青い空と彩度の高い緑



4月末に福岡に戻る機会があった。

住んでいたときは全く気付かなかったのだが、空が青い。

東京の空より青く、緑の彩度が異常に高く感じた。

写真は福岡天神西通り。




そういえばイタリアに行ったときも同じようなことを思ったっけ。

空が青いなと。

上の写真はフィレンツェの近くにあるピストイアという田舎町に建つミケルッチという建築家の教会。

写真では空の青さは分かりにくいのだが、行けば一瞬で感じる。

単純に青い空の下に建築を建てたいなと思うきっかけとなった帰福であった。


うちの教授のイタリアでの口癖。

日本では学生のしょうもない作品ばかり見て目が濁ってしまうから、こうやって一年に一回イタリアに来て奇麗な空を見て、澄んだ目に戻すんだ。


別に東京に来て、しょうもないものばかり見ているわけではないが、時々少し離れてみなければ、他の環境もそして今いる自分の環境も見えてこない。

5.03.2010

五島列島



大学時代で最も印象に残っているのはデザインスタジオの技術コンペ。

本当に悩み苦しみ、話し合いを幾度も重ねた末、提出ぎりぎりに生まれた作品。

もともと僕は自己中心的でグループ設計は苦手だと思っていたのだが、この設計を終えて大きく価値観が変わった。

楽しかった。

案の決定打となったキーワードが出た瞬間の興奮、

生みの苦しみ、

あきらめない姿勢の大切さ、

評価なんて気にならない程の満足感、

それらの全てを僕以外の二人と共有できたことが楽しかった。

建築として全く形にはなってないという評価もあったが、それはそれでいいんです。

温かい建築を作ったつもりです。


幸せな時間と大きな自信。




別れ



今年の春は温かく、桜の咲く時期も例年に比べて早かった。

桜が卒業の様々なシーンを彩ってくれました。

6年間の大学生活もついに終了。

実に濃い時間だった。

本当に良い同級生に恵まれ、先輩に恵まれ、後輩に恵まれ、先生に恵まれた。

ここまで来るのに数々の選択を迫られ、その度にその時思うベストな選択肢を選んできたつもりである。

本当に良い道を歩んできたと思う。

そういう運は天下一品と勝手に自分自身で思い込んでいます。

正直言うと、別れはものすごくつらくて寂しいのですが、またどこかで会えるでしょう。