会社の研修で工場に見学に行くことが多い最近。
鉄骨階段の工場見学。
溶融亜鉛メッキ塗装の工場見学。
アスファルト防水の工場見学。
どの工場もかなり過酷な労働環境だった。
溶融亜鉛メッキ塗装の工場で労働している人の大部分は日系ブラジル人という話を聞いた。
分かっていたことではあったが、建築成立の影では多くの汗が流されている。
設計の職に就いている僕は建築界の表舞台にいるということを嫌と言う程実感させられた。
僕たちが引く線、描く絵を実現するために多くの汗が流されている。
決して優越感に浸っているわけではない。
ただ、自分の置かれている立場を再確認しなければいけないなと思った。
設計を志していたが、それを叶えることができなかった友人を多く見てきた。
僕は運良く設計でご飯を食べて行くことができる。
今の環境に満足しすぎることは良いことではないが、不満を抱くようでは、愚痴を言うようでは駄目である。
恵まれていることを、幸せな環境に今いることを忘れてはいけない。
こういう重要なことばかりすぐ忘れてしまい、目の前に起こるちっぽけな不快な出来事ばかり頭の中に積み重ねてしまうのは悪い癖である。
アスファルト防水の会社の内装をSANNAが改修していた。
このゆらゆら揺れるカーテンのようなものは、アクリルの壁である。
今度行われる展覧会用のスタディみたいだ。
1/1のスタディとは・・・
世界のど真ん中で活躍する彼らのやることはスケールの次元が違う。
0 件のコメント:
コメントを投稿