新建築に掲載されていたし、せっかく福岡にいるわけだしという理由から、
行ってみました。
九州歴史資料館。
西鉄三国が丘の駅で降り、遺跡を超えた所に資料館は位置する。
緩やかなカーブの続くアプローチは個人的には好みである。
誘導サインを頼りに大自然を10分程度歩くと、
ようやく建築の姿が見える。
歴史性を感じさせる重厚感のあるPCと軽快なガラスリブ。
中庭。
プログラム的に最も面白いのは、
中庭に面した所に、本来の資料館ではバックに位置するであろう復元や保存作業を行っている部屋を配置した点だ。
中庭に出れば、復元作業等を行っている人の活動が見えてくる。
展示物よりも、そちらの方が子供達にとっては面白いのかもしれない。
プログラムも面白いのだが、
やはり最も魅力的だったのはアプローチだった。
遺跡という一つの歴史資料の上を歩いた後に、
緩やかなカーブを曲がった後に、
生い茂る木々がいきなり開けた後に、
見えてくるこの建築の姿が、一番のポイントだと思う。
自分だったらどうするだろうか。
敷地がよいと夢膨らむ。
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