3.14.2012

12.03.03-04 香川ー愛媛

1月に行ったメタボリズム展。


最初の展示。





原爆投下後の荒れ果てた広島に力強く立ち上がる建築の姿。


ピースセンター 丹下健三


グラウンド・ゼロに建つ建築としての強いメッセージ性を備えた建築だと思っている。


2011.03.11東日本大震災から約1年が過ぎようとした時に見たこの写真に、


改めて建築の可能性を感じ、不謹慎ではあるが少し嬉しくなったのを覚えている。








3月3日 AM9;30 高松空港着


5、6年ぶりの四国。


四国の丹下建築を見学する良い機会に恵まれた。






香川県庁舎 丹下健三











香川県立体育館 丹下健三








・社会
・経済
・丹下健三
・ツタヤ
・東日本大震災




国のシンボルから外された70年代以降の丹下健三は中東に流れ、


後に日本には戻ってくるが、70年代以降の作品は明らかにそれまでのものと異なる


丹下健三は70年代以降、社会ではなく経済と結びついた。


経済が丹下健三という才能までも変えてしまったのだ。




代官山にツタヤがオープンし賑わっている。


あの建築は全て経済によって成立している。


あの建築で時間を過ごしている人々は経済の流れに飲まれている。




東日本大震災という未曾有の事態に陥った今こそ、


経済ではなく再び建築が社会と結びつくべきだ。


03.11の震災後、多くの人々が徒歩で帰路の道を歩んだ。


なぜか声をかけ合う人々。


生まれる共有感。


非日常。


徒歩で帰路の道を歩んでいる時に、人々の中に経済は存在してなかったのではないだろうか。








今再び、建築が社会と結びつくべきだ。








僕が戦後の建築で最も好きな建築が香川県庁舎。


この建築を今、見てほしかった。








お酒を交えながら伊東さんが熱く語っていた。












坂出人工土地










愛媛信用金庫今治支店 丹下健三














今治市公会堂 丹下健三












今治市母と子の彫刻ミュージアム 伊東豊雄











今治市伊東豊雄建築ミュージアム(シルバーハット) 伊東豊雄















今治市伊東豊雄建築ミュージアム(スチールハット) 伊東豊雄








伊東さんをはじめ、小嶋さん、曽我部さん、太田さん、末廣先生といった豪華なメンバーと建築を巡ることができ、多くの話を聞くことができてとても勉強になった。

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