11.06.2012

12.10.28 ニューヨーク-2


ホテル付近。ミッドタウン。




地下鉄に乗り、ワルード・トレード・センター跡地へ向かう。





地上に上がるとすぐに1ワールドトレードセンターが見えたので、向かう。




1ワールドトレードセンター SOM




 7ワールドトレードセンター SOM




角度を微妙に変えた細いステンレスプレートのパネルの集合体が繊細な表情を作っている

すでに完成されていて使用されていた。



ワールドトレードセンター跡地全体の計画はまだ完成しておらず、

工事中の建物が多い。

ブリッジを渡り、海側のワールド・フィナンシャル・センターへ向かう。











ワールド・フィナンシャル・センター シーザー・ペリ 1988年


海の近くという立地も含め、アトリウムの雰囲気は福岡のシーホークに似ている。












 マリン・ミッドランド銀行ビル SOM 1967年

広場の前のオブジェはイサムノグチ。

ニューヨークの広場にはオブジェが溢れている。











チェイス・マンハッタン銀行プラザ SOM 1961年






ニューミュージアムへと向かう。





ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート SANAA 2007年





外装はエキスパンドメタル。


自立ガラスの手摺。外部から見た時、この手すりの存在は消える。

ただ機能としては非常に頼りない。










内装はモルタル金ゴテ仕上げの床、直天デッキ表しの天井、塗装壁面。

蛍光灯も露出だし、配線も天井、床を這っている。

構造以外は全くお金がかかっていないだろう。

綺麗な納まりの建物、品のある建物、

そのような建物を作ろうと多くの設計者が多くの建物を作っているが、

果たして本当に良い建築とは何だろうか。

そんな思いに駆られてしまう建築。

グレード、納まり、品、そのようなことに力を注ぎ続けていることが、

ちっぽけに思えてしまうほど、おおらかな空間、抽象的空間である。

まだ僕にはこの建築をどう評価してよいのかよく分からない。

この点が良いと、具体的に説明できるほど解釈が進んでいない。

勉強不足である。ただ、印象としては、非常に良かったです。












ストアフロント美術・建築ギャラリー スティーブン・ホール+ヴィト・アコンチ 1993年

閉まっていた。






クーパー・ユニオン・アカデミック・ビル モーフォシス 2008年




初モーフォシスだったので楽しみにしていたのだが、

学校のため中には入れず。

内部ヴォイド空間が魅力的だったのだが。







 ユニクロ


コンバース


プラダ レム・コールハース 2001年







マーサー40集合住宅 ジャン・ヌーヴェル 2006年








ボンド40アパートメント ヘルツォーク&ド・ムーロン 2006年












7番街745番地ビル KPF 2002年







 

ウエスティン・ニューヨーク アルキテクトニカ 2002年







ニューヨーク・タイムズ・ビル レンゾ・ピアノ 2007年


11.05.2012

12.10.27 ニューヨーク-1



フライトが1時間遅れたため、16時にJFK空港に到着。

ホテルチェックインを済まし、エンパイアステートビルへ。



エンパイア・ステート・ビル シュレーブ、ラム&ハーモン 1931年

明日からの天気が雨、
ホテルから近い立地、
まずはニューヨークの全貌を把握したい、

という三つの理由からのファーストチョイス。

大理石の内装。

前の担当プロジェクトにて大理石は相当見てきたが、

これは最高に高価な部類に属すであろう。





マンハッタンの夜景。

人生最大規模の夜景。

高い所からの夜景は都市規模、構造を把握するのを容易にさせる。

都市に建つ高層ランドマークは、

都市GLにいる人々の位置関係を計るための方位磁針となり、

また、そのランドマーク上に登れば、都市規模を把握させるツールとなる。

都市の観光要素として最重要である。

フィレンツェのドゥオーモ、バルセロナのサグラダファミリア、東京のスカイツリー、上海の金融センター、などなど。

都市によりスケール、デザイン、年代も極端に違い、それもまた面白い。

とにかく1番高くという思想、価値観は好きではないが、

都市における高い建築の持つ力の大きさは偉大だと思う。



とりあえず無事に旅がスタート。

結果的に最初の日にエンパイヤステートビルから夜景を見て正解だった。

次の日の夜からは、暗闇のマンハッタンが続く。

10.24.2012

12.09.13 福生・唐木田


福生市庁舎 山本理顕

雑誌の写真で見た印象よりもスケールが小さい。

想像していたスケールとギャップはあったが、

スケール自体は福生の街に対して少し大きいくらいでちょうどよい。

立地も中心部に位置し、人々が集まりやすい環境にある。





ヴォリュームと切り離した軽快な屋外階段。

キャンチの力学的緊張感と白色の抽象性が効いてる。



緩やかに伸びる丘。


その丘が反転し、内部がおおらかな天井に。

一般市民の可動域は低い天井に、

執務スペースは高い天井になり、2階の執務スペースと視線、空気が行き交う。

それらは全て連続する。



二重構造と窓。




廣村さんのサイン。

横須賀美術館の時にも同じ事を思ったが、サインの効果は非常に大きい。




丘からぬるっと立ち上がるヴォリューム。

仕上げ材の小さなタイルの選択も必然。










唐木田コミュニティセンター(からきだ菖蒲館) 新井千秋








基本的に作り方は、大船渡リアスホールと類似している。

こちらの作品の方が後のため、やや発展系。

力強さや、デザインに手を抜かない姿勢、建築的思考を重要視した男性的意匠は個人的には好きだが、

デザインの大部分を大船渡と同じ手法をとっている事が、個人的には残念。

秋田の由利本荘市文化交流館カダーレも同じ。


震災後という背景もあり、大船渡リアスホールを見たとき、非常に感動した。

ただ、リアスホールは大船渡の地の固有解であってほしかった。


連続する新居スタイルの中の一般解のように思えて仕方ない。


10.07.2012

12.09.08 立川

会社の同期と立川へ。





立川市庁舎 野沢正光・山下設計

土曜日閉館のためほとんど入れず。

PCのジョイントが変な感じ。

立地も悪い。

市民に開いた市役所のはずが、市民が近寄りにくい場所に建っている。

立川駅の近くにあるのが本当はベストなんだろう。




近くに合った、この建物はなかなか好き。








 国立国語研究所 槙文彦

これまた閉館のため入れず。

エントランス前のレッドトラバーチンが渋い。


下調べせずに、乗り込んだら立て続けの失敗。

せっかくの休日AMが終了。

ランチビールで気合いを入れ直し。

この後、福生→唐木田へ。